型落ちモデルとなってしまったPhantom4、Phantom3でパノラマ撮影。
純正アプリ「DJI GO 4」のパノラマモードは現時点では、Phantom4Pro・advance・Mavic PRO・SPARKなどの新しい機種にのみ対応していますが、「Litchi for DJI Drones 」のPANOモードなら、旧モデルとなってしまったPhantom4やPhantom3でも360°球面パノラマ写真が作成できます。
「Litchi」で360°球面パノラマ写真の撮影
LitchiのPANOは、任意のカメラ設定で撮影する事も出来ますが、今回は簡単なAuto Panoでの撮影方法を紹介します。
準備
ドローンを起動してLitchiと接続したら、バッテリーの残量チェックや電波状況の確認、コンパスキャリブレーションなど、通常のフライトと同様に飛行前の準備をします。
Auto Panoでは自動的に23枚ほど写真を撮影します。
時間にして1分半から2分ほどで終わりますが、安全のためにバッテリーには充分な余裕を持たせておきましょう。
撮影
撮影したいポイントでドローンをホバリングさせたら、画面左上をタップしてPANOモードを選択します。
次に画面左側の地球のようなアイコンをタップするとAuto Panoダイアログが表示されるので、OKをタップして撮影開始です。
Auto Panoでは自動的にカメラ設定を最適化します。
撮影は自動化されるのでとても簡単ですが、不慮の事故に備えて機体から目を離さないようにしましょう。
撮影が終わったら、プレビューのダウンロードが自動的に始まります。
参考動画
Auto Pano撮影開始から終了までのモニターをキャプチャーした動画です。
ステッチング
撮影が終わってドローンを着陸させたら、写真をステッチングして360°球面パノラマ写真を作成します。
画面左側にある3つのアイコンのうちの真中のアイコンをタップしてパノラマデータベースを開きます。
パノラマデータベース
パノラマデータベースを開いてステッチングしたい項目をタップします。
パノラマデータベースは、撮影日時や使用機体、写真枚数などの情報が一目でわかるように表示されています。
パノラマを作成
パノラマの品質を選び、画面右下の「パノラマを作成します。」をタップしてステッチング開始。
- 「低い」:既にダウンロードされているプレビュー画像を使用してパノラマを作成。
- 「高い」:SDカード内の高画質な画像を新たにダウンロードしてパノラマを作成。
ステッチングには時間がかかります。
端末のバッテリーもけっこう消費しますので、気をつけてください。
参考までに、今回使用した端末はiPhone6sです。
Auto Panoで撮影した23枚の写真をステッチングするのに8分ほどかかりました。
完成
ステッチングが終わったら、画面下の「球体表示」をタップして360°球面パノラマの完成です。
作成した360°球面パノラマは、画面右上のアイコンをタップしてSNSなどにアップする事も出来ます。
まとめ
今回は簡単なAuto Panoの使い方を紹介しましたが、ユーザーがカメラの設定を決めてパノラマ撮影をする事もできるので、いろいろ試してみるのも面白いと思います。
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